番外編

GW中には一日ぐらいどこかへ出かけたいと思いつつも無計画😱、急に昔のドラマ「昨日、悲別で」が頭をよぎり、中空知を巡ることを思い立ちました。

出発がすでに11時頃だったため、まずは滝川駅のすぐ近くに現存する岩見沢レジェンド「味軒」で腹ごしらえです。遠い学生時代に岩見沢で食べた思い出の味噌ラーメンとは少し味が違うようにも感じますが、味軒らしさは引き継がれ、昭和の記憶が蘇えるとても美味いラーメンです。

すっかりお腹を満たし歌志内市へ向かう途中、右手に旧住友赤平の立坑が目に入り、入館無料のガイダンス施設に立ち寄ってみることにしました。あまり期待をせずオプションのガイド付き見学を申込んだところ、完成当時、東洋一とも云われた施設の圧倒的な存在感と元炭鉱マンの説明員による巧みな話術に、すっかり引き込まれてしまいました。本来のガイド時間は90分のところ150分もの間、丁寧にご教示いただき、住友奔別と共通点の多い壮大な設備やその説明に感銘を受けるとともに、やはり感慨深い想いが胸を駆け巡ります。次に本来の目的である歌志内市へ向かいましたが、雨が強くなってきたため、殘念でしたがロケの舞台となる悲別ロマン座は車から降りずに観覧し、郷土館「ゆめつむぎ」へ向かいます。この施設も有難いことに入館無料です。地下には炭鉱で使用された車輌や機械、1階には昔の車や家電など昭和レトロな物がたくさん展示されています。2階はというと炭鉱町のためか、昔懐かしい石炭ストーブがずらりと並んでいます。1階を眺めていると、歌志内出身オリンピック選手のコーナーがあり、1968グルノーブルオリンピック男子大回転に出場された佐々木富雄選手をはじめて知りました。歌志内市は全国一人口の少ない市として知られていますが、日本におけるアルペンレーサーの聖地と言われる「かもい岳」擁することから、歌志内出身のオリンピック選手はスキー選手と勝手に思い込んでいましたが、フェンシングで出場された荒木敏明選手もおり正直驚きでした。

次はいよいよ上砂川へ向かいます。こちらは本日の締めくくりとして「悲別駅」を見学したかったのですが、ご丁寧にも「しまってる」との札がかかっておりました。駅の向かいにそびえ立つ立坑櫓が、否が応にもこのドラマのオープニングを思い起こさせます。

普段の行いが良くないせいか、天候に恵まれない一日でしたが、感動のドラマ、ロケ聖地からの発見レポートでした。

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